会長　菊地義典

５月に開催されました第６７回通常総会において会長を拝命いたしました。経済産業省、各大学、関連団体との連携を密にし、会員の皆さまの声に真摯に耳を傾け会員の皆さまのお役に立つことで、ひいては日本の歯車産業の更なる発展と国際競争力向上を目指していきたいと考えています。

個人的な話となりますが、私の初めての海外旅行は1992年、大学４年の秋に日本歯車工業会の米国歯車業界視察への参加でした。その時の事は今でも鮮明に覚えています。それ以来、数多くの国内外視察、更には数多くの技術研修会/経営研修会にも参加させていただきました。諸先輩から様々なご指導をいただき、多くの仲間から非常に大きな刺激を受けてきました。まさに日本歯車工業会に育てられ、今日の私があると思っております。

先人たちが築き上げてきた伝統ある日本歯車工業会をしっかりと引継ぎ更に活発な活動を行うことで、私の愛する日本歯車工業会に少しでも恩返しができるよう甚だ微力ではございますが力を尽くす所存ですので、理事諸兄をはじめ会員の皆さまのご協力を賜りたく心よりお願い申し上げます。

最後になりますが、コロナ禍のたいへん厳しく難しい状況の中、我々を導いていただきました植田前会長のご尽力に心より敬意を表するとともに深く感謝申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。